歌詞をborn

作詞活動の備忘録

曲名:赤い眼、白い耳

作詞活動初期のお気に入りを1曲紹介@@

明るいロック系です。

 

 

1. 楽曲紹介

     【曲名】:赤い眼、白い耳

   【サークル】:404 Not Founds.

     【原曲】:「東方Project」 狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon

   【アレンジ】:papiyon

     【作詞】:sioborn

    【公開日】:(初版) 2010年2月22日

                                 (リアレンジ)2013年5月26日

   【楽曲Link】:

soundcloud.com

 

 2. 歌詞

 歪んだ空 歪む情景を
 裂いて 集めて 焼いて 固めて
 貴方だけに見せる

 光の無い 霞む視界
 狂気 操る 赤い 瞳で
 貴方だけは見える

 目と目合せるだけで はじける心染まる頬
 宇宙が破裂する程 思うのに

 手を繋いで歩いてる 名前も知らない女の子
 逆位相の波長で 消し去ってあげる

 瞬く空 眠る街で
 星と 夜風が 共に 奏でる
 貴方だけの音色

 微かな声 細い呼吸
 白い 自慢の 耳を 澄ませて
 私だけに聴ける

 受信したシグナルが 頭の中を駆け巡り
 専用の空間に 保存され

 優しい歌が響く 共鳴する胸の鼓動
 正気には戻れない 心地良いノイズ

 全て空回りする 本当の気持ちを知っている
 完璧な存在の はずなのに

 同期する事の無い 不快な和音垂れ流す
 創痍した調律に 気が付かないフリ

 目と目合せるだけで はじける心染まる頬
 宇宙が嫉妬する程 思うのに

 その腕に抱かれてる 名前も知らない女の子
 逆位相の波長で 消し去ってあげる

 

3. 作詞背景

 原曲キャラのキャラソンです。

   「狂気を操る程度の能力」を持つキャラだったので、よしメンヘラだな!と!

 (明るいメンヘラ)

 

4. キーワード/キーフレーズ

 

 "逆位相の波長で 消し去ってあげる"

 何で思いついたかは忘れましたが、言葉のインパクトが強くて好き。

 (歌になってもインパクトは消えず、曲の代表部分になりました)

 個人歴代最強のキーワード/キーフレーズに認定してます。

 

5. お気に入りポイント

 結果をみるとそんなにキャラソンっぽくないので好き。

 (原曲キャラを知らなくても、歌詞が理解ができる(多分))

 

 あと、言葉の選び/回し方に若さを感じる。

 今では率先して使おうと思えない単語達がふんだんに入っていて、

 かつそれなりに歌として成立しているから悔しい...

 ("逆位相"とかまさに...ビギナーズラックの塊)

 直観の大切さを思い出させてくれる1曲ですね。

 

 "同期することのない"は、"動悸" と掛かっています。

 こういう言葉遊びを入れ始めたのもこの曲からですね。

 

6. お気に入らないポイント

 "宇宙が破裂する程"

 "宇宙が嫉妬する程"

  歌い出しとして”う-ちゅう” があんまりしっくりこないな...

  (文字で見た時の印象は好きなのですが)

 

 "創痍した調律に"

 "調律 ちょう-りつ" が苦しかったな...もっといい言葉ありそう。

 (文字で見た時の印象は好きなのですが)

 

7. まとめと所感

 逆位相の波長で~♪ (自画自賛ですが、本当に気に入っている)

 歌詞の「顔」となる部分があると、とても良いものになると学んだ曲ですね@@

 

 この曲も記事冒頭のリアレンジ版と初版↓とがありますが、双方歌詞は同じ...

 【東方】赤い眼、白い耳【ロックバンドアレンジ】 - ニコニコ動画

 ではなく!初版では2番の"夜風"が”夜空”になっています。

 これは単純に初版Vo録音時のケアレスミスです!泣く泣く初版は”夜空”に

 歌詞を書き直しましたが、あくまで正しくは"夜風"です。

 (音数も同じ、響きもだいたい同じで...正直どっちでもいいと思いはしますが)

 

 なんというか、ここが”夜空”だと言いようのない気持ち悪さを感じるのです。

 この気持ち悪さを言語化できれば、また1つ成長できるかも。

 (単純に、只のこだわりな気もする)